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ご挨拶

化学研究所 第36代所長

島川 祐一

2026年、化学研究所は創立100周年を迎えます

化学研究所は、「化学に関する特殊事項の学理および応用の研究を掌る」を設立理念として、1926(大正15)年に設置された京都大学初の附置研究所です。この設立理念を時代に応じて実践しながら、化学を物質研究の広い領域として捉え、多様な先駆的・先端的な研究を展開するなかから、常に物質についての真理の究明を目指してきました。また、世界に卓越した化学研究拠点の形成とさらなる発展に向けて、広い視野と高度の課題解決能力を持った人材の育成にも努めています。

 

長い歴史を振り返り、先人の化学研究に対する高い理念と熱い思いを鏡とし、セントラルサイエンスとしての化学のさらなる発展を目指すべく、「京都大学化学研究所 創立100周年基金」を設立しました。2026年10月30日には、記念事業として「記念式典・記念講演会・祝賀会」を行い、またその前後の10月7日〜11月29日の2ヶ月間には京都大学総合博物館にて「京都の化学・化研の歴史」と題して、京都大学化学研究所創立100周年記念特別展を開催する運びとなっております。本基金は、こうした100周年記念事業の実施だけでなく、博士後期課程大学院生のためのリサーチフェロー制度の充実、学生や若手研究員の海外派遣の支援、広報活動の拡充など、研究・教育環境の整備、国際交流の活性化のために活用します。

100周年、さらに次の100年を見据え、化学研究所の研究活動を一層活性化し、研究成果を通した社会貢献を目指して、研究・教育活動に邁進していきます。

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